歯磨きで歯茎も磨く
そんな経験を持っている方は多いでしょう。
歯茎は、磨き残しや傷によって炎症が起こりやすく、歯磨きを
すると出血することは多々あります。
しかし、出血するからと言って歯磨きを中断したり、疎かに
してしまうと、かえって炎症が悪化し、歯周病を引き起こす
可能性もありますから、出血しても、痛くても、歯磨きはきちんと
行ってください。
そして、歯磨きを行う時は、歯茎も磨く事が大切です。
歯磨きと同じく、ペングリップで持ち、優しく磨いて下さい。
決して力を入れてやってはいけません。
もし力加減が難しいのであれば、歯茎専用ブラシを使ったり、
指で歯茎マッサージを行うことも有効です。
「歯茎を磨く?」
とお思いになられるかもしれませんね。
何故、歯茎も磨くのか。
それは、歯茎を磨くことによって、歯茎の血流を良くし、
新陳代謝を良くし、歯茎を引き締め健て、康な歯茎に戻すためです。
更に、磨くことによって歯茎の血流改善だけではなく唾液の分泌も
増えます。
現代日本では、欧米食が広がり軟らかい食べ物が増えています。
それにより、噛む回数が減り、唾液の分泌量も減ってきているのです。
唾液には自浄作用があり、口臭、虫歯、歯周病菌を防いでくれる効果が
ありますから、しっかりと分泌されなければならないものなのです。
歯磨きと同時に出来るので、手間はかかりません。
是非実践してみてください。
ただ、しばらく経っても歯磨き時に歯茎からの出血が続く場合は、
歯科を受診することをおすすめします。
歯周病がすでに発症しており、歯磨きだけでは対応できない状況に
なっている可能性もあります。