歯茎がしみる!

歯茎がしみる!

冷たいものを口に含んだり、歯茎に風があたったりした時に、
虫歯じゃないのに歯茎がしみるなんてことありませんか?
その痛みの原因は、知覚過敏です。

知覚過敏は、歯周病で歯茎が下がり、歯をガードしているエナメル質の
ない部分が露出してしまう事によって起こります。

硬い歯ブラシを研磨剤入りの歯みがき粉で力任せに磨いたり、
歯ぎしりやかみあわせが悪い場合などでもエナメル質同士がぶつかり合い、
エナメル質が削れたり割れたりしてしまいます。

また、最近では歯の過度なホワイトクリーニングをすることでも
エナメル質を削ってしまう事が多いと言われています。

エナメル質が削られると、エナメル質の下の「象牙質」という
神経が通っている部分が刺激され、しみるのです。
歯茎に近い部分がしみるので、歯茎がしみていると思っていたのですが、
実は歯がしみていたのですね。

さて、知覚過敏のケア方法として最も大切なのは正しいブラッシング
をすることです。

しみるからと言って、歯磨をきちんと行わなかったり、
歯磨きをしなかったりすると、余計しみる事態になりかねません。

歯科で正しいブラッシング方法を教えてもらい、毎日正しい
ブラッシングで、歯を清潔にしてください。

また、知覚過敏の予防に効くと言われている硝酸カリウム入りの歯みがき粉を
使用して、歯の表面にバリアを作り外部の刺激から歯を守ることもできます。

歯周病が原因と思われる場合、もちろん歯周病の治療を行ってください。
歯周病は、放置すると知覚過敏だけではなく、歯茎の炎症により腫れや
出血を起こしたり、骨が溶け歯が抜け落ちたりする可能性も高いです。

歯ぎしりが原因で知覚過敏になっていると思われる場合は、歯をガードする
マウスピースを寝る前に装着するのも有効です。歯をガードするマウスピースは
歯ぎしり自体を治す効果も期待できます。

根本的原因の根絶と、正しいブラッシングで、
知覚過敏で歯がしみて痛い・・・という状態とおさらばしましょう。